ネルソンで和太鼓レッスン

金曜日からの三日間、南島のネルソンで活動する和太鼓チームで曲のワークショップを行ってきた。久々の和太鼓に久々のワークショップは太鼓の技術や英語の心配もあったけど、こういうのは自転車を乗るのと同じで久々にやっても結構覚えているものだ。

実際にワークショップを行ったのは土曜日と日曜日の2日間で、二つ合わせて五時間のレッスン。曲自体がそこそこ長い上に、やはり違うスタイルの和太鼓を教えるので、もしかして終わらないんじゃないだろうか？なんて心配していたが、参加してくれた皆の技術力の高さでなんとかカヴァーできた。

ニュージーランドまで来て、現地の人達と日本文化を共有して楽しめるというのは実に素晴らしい事だと思う。日本人に産まれてなかったらこの経験もなかったのだろうと思うとますます自分が日本人であることに誇りを持ち、感謝したくなる。

レッスンのない時間を使ってネルソン観光にも連れて行ってもらったのだが、写真は一切撮らなかった。写真を撮るのを鬱陶しくかんじてしまう性格なので、心から楽しむぞ！って時には一切カメラに触れなくなってしまうからだ。

サタデーマーケットでは沢山の国籍がぐちゃぐちゃにミックスされて色んな小物、洋服、料理が見れた。路上で沢山のバスカーが自分達の音楽を、周りにその存在を主張するかのように奏でていた。こういうのは音が混じって多少雑音に聞こえても、雰囲気にあっている気がする。財布を持たずに歩いても楽しかったなあ。

ロードオブザリングの指輪を撮影用に作った指輪屋さんにはレプリカが展示されていた。あの指輪いいよね。透明に成れたらなにをするんだろう？やましい事抜きだとあまり思い浮かばないな。。。

ネルソンのワイナリーで食事を取った。凄く気候と土の質に恵まれた土地のおかげでネルソンには多くのワイナリーが点在している。晴天に少し涼しい横風が土地を撫でるように吹いてる中、ワイナリーのテラスで食事を取れるこの幸せをどう表現していいのか分からない。

レッスンの終わりにお礼としてマオリの伝統的なネックレスを受け取った。実はそこの和太鼓チームのリーダーの1人はカービング(骨や木を削るアート)が出来てしまう凄い人。下の写真の1番左はその方が作った作品の一つ。ニュージーランドの北島にしか生えていない木に、鯨の骨で作ったニュージーランド純度100%のネックレス。

三つとも人からもらって時々どれを着けるかまようけど、それぞれに色んな思いでが詰まっている大切なネックレス達。

こうやって、人と人とのコネクションが肌で感じられるアクセサリーが増える度に、旅はいいなあって思うし、英語学んでよかったと思う。もっともっと外に出て、まだまだ僕の知らない人達に会ってみたい。

あ、でも行きの飛行機がめっちゃ揺れて死ぬかと思った時はもう二度と飛行機に乗りたくなくなったな。